前回、資金のない20代こそ信用取引をやるべきだと主張してみました。
以前、記事の中でも書きましたが、20代で投資するにはボーナスが非常に重要です。
https://20toushi.com/try-invest
しかし現在、ぼく自身
今回は、信用取引の醍醐味である、「空売り」について簡単に説明してみます。
意外とややこしく、理解しづらいので、タイトル通り、ゲームで例え説明します。
それでは、ぜひ最後までお付き合いください。
信用取引とは
ゲームの前に、まずは信用取引自体を簡単に説明します。
そもそも信用取引とは、証券会社からお金を借りて株を買うことです。
借金して投資をするわけです。
メリットは、原資が少額でもレバレッジをかけ、最大で元手の3倍の取引ができることです。
デメリットは、損失が膨らんで決められた保証金率を割ると、自動決済でロスカットされてしまう点です。
少し違うけど、借金取り立て、抵当権の発動と似たようなものでしょうか。
それでもやっぱり、原資が少ない時には非常にありがたい制度だと思うので上手く活用していきましょう。
さて、信用取引の簡単な説明はこのあたりにして、いよいよ本題の「空売り」へと説明を移していきます。
空売りとは
信用取引のうち、ここまで説明した信用買いについては、「借金をして株を買う」と、ごく単純です。
空売りはどうか。空というくらいですから、持ってない株を借りて売るわけです。
そして、その後借りた株を返す。
この差額で利益を出すわけですが、ぼくの場合、簡単なようで意外にスッと頭に入りませんでした。
そこでいよいよ、証券会社を「お友達」、株を「ゲーム」として空売りを説明してみます。
誰しも、お友達にゲームを借りた経験、ありますよね?
この「ゲームを借りる」という行為が空売りと同じ…というわけではありません。
ゲームを借りた友達の家からの帰り道、○ックオフへ直行します。
そして一瞬で売りさばきます。嫌な奴ですね。友達いないんでしょうね。
これが空売りなのです。
では、利益はどこで得るのか。
例えば、その時借りたゲームが人気だったとして、4000円で売れたとしましょう。
この時点ではホクホクですが、借りパクはいけません。ゲームは返さなくてはならないのです。
そこで時期を見て、再び○ックオフへ。
少し人気が落ちてきたのか、くだんのゲームが3000円で売っています。
これを買い、お友達へそのまま渡します。
すると、4000円で売って、3000円で買ったわけですから、4000円-3000円=1000円の差額が懐に入ります。
ゲームも戻って、お小遣いも増えて、みんなハッピーです。
非常に簡単ですが、これが空売りで利益を出す仕組みです。
信用取引残
これまで、簡単に、信用取引の買い、売りを説明してきました。
ここでおまけ的な、しかし非常に重要なことを書きます。
それはズバリ、信用取引残です。
これは、信用取引を利用して保有されている株数、もしくは、空売り後返済されなければいけない株数を表すものです。
前者を買残、後者を売残と呼びます。
なぜこれが重要かというと、他の人の予想をある程度予見できるからです。
例えばある銘柄が、買残1000、売残500だとしましょう。
これは、信用取引を利用して買われた株が1000株、空売りされた株が500株あり、買残の方が多い状態です。
〇天堂〇witchなどが発売された時も、転売ヤーは値上がりを予測し、借金してまで買い占めました。
これも買残が多い状態です。
逆に言えば、買残が多いということは、今後株価があがると予想している人が多いわけです。
これらは当然、信用取引でも、現物取引でも、よい指標になります。
信用取引には絶対に手を出さない!という人もぜひ知っておいてください。
まとめ
今回は主に空売りについて説明してみました。
ゲームを借りてすぐに売る。そして安く買ってゲームを返す。
この差額で儲けるのが空売りです。
空売りなら、株価が下がる、という局面でも利益をだすことができます。
投資は選択肢が多いことがリスクヘッジになりますから、ぜひ、取り入れてみてください。
また、信用取引での取引状況を示す「信用取引残」も念頭に置き、株価の予測に役立ててみてはいかがでしょうか。