これまで株式投資をメインで行ってきましたが、FXでの投資も始めようと思います。
20代でFXを始めるメリット、デメリットをまとめ、ぼく自身整理してみます。
参考になれば幸いです。
FXの基本
まずFXの仕組みですが、基本的には株式と同じです。
安い時に買って、高い時に売る。
それだけです。と言いたいところですが、FXの面白いところはその逆があるということです。
つまり、高い時に売って、安い時に買う。
FXの世界では、「売りから入って、買い戻す」などと表現するようです。
なぜこんなことができるのか。それは、FXが通貨の交換によって成り立っているからです。
と言っても、よくわからないので、みかんとりんごで例えてみましょう。
みかんを日本円、りんごを米ドルとして考えてみます。
まずは、円高/ドル安から円安/ドル高に向かっていく場合に、「安い時に買って、高い時に売る」イメージを見てみます。
まず、円高/ドル安、例えば、みかん1個/りんご3個の時に、みかん10個分をりんご30個と交換します。
この時、円高/ドル安から円安/ドル高に向かい、りんごの価値が上がると予測します。
そこから予測通り円安/ドル高、みかん1個/りんご2個になったとします。
みかん1個/りんご3個というりんごが安い時に買っているので、みかん1個/りんご2個になった(りんごが高い)今こそ売り時です。
この時、保有しているりんご30個を売るとみかん15個が手元に残ります。
(手元に残った)みかん15個-(手放した)みかん10個=みかん5個が利益となります。
これがFXの場合の「安い時に買って、高い時に売る」ということです。
つづいてその逆、「売りから入って買い戻す」イメージを見ていきましょう。
先ほどと同じく、みかんを日本円、りんごを米ドルとします。
先ほどとは逆で、円安/ドル高から円高/ドル安に向かい、りんごの価値が下がると予測しています。
まずは円安/ドル高つまり、みかん3個/りんご1個の時にりんご10個を売ることで、みかん30個を手にします。
その後予測通り円高/ドル安のみかん2個/りんご1個になり、りんごの価値がさがりました。
もうおわかりですね。
このタイミングで手元のみかん30個でりんごを買い戻すと、りんごが15個になります。
(手元に残った)りんご15個-(手放した)りんご10個=りんご5個が利益となります。
以上がFXの基本、「安い時に買って高い時に売る」と「高い時に売って買い戻す」となります。
大事なのはFXが通貨(ここではみかんとりんご)同士の交換で成り立っているということです。
それだけはなんとなくでいいので覚えておいてください。
少額で大口取引ができる(レバレッジ)
ここまでFXが通貨交換で成り立っていることを説明してきました。
こうお思いのことでしょう。「いやいや、そもそも元手がないから、利益もそこまでだせないよ」と。
安心してください。FXには、レバレッジというものがあります。
言葉としての意味は、「てこの原理」の「てこ」という意味らしいのですが、とにもかくにも説明していきます。
先ほどの、みかんとりんごの交換についての説明でおわかりいただけていれば幸いですが、FXというのは、通貨の交換で成り立っています。
では、その交換のはじまり、「みかんを10個手放す」または「りんごを10個手放す」にはいくらの元手が必要でしょうか。
例えば、みかんもりんごもそれぞれ100円分の価値だとすると、1000円の元手が必要ですね。
では1000円ないとみかん10個分、りんご10個分の取引はできないのか。
結論から言うと、最小で50円元手があればできます。
レバレッジ25倍と仮定すると、(元手)50円×(レバレッジ)25倍=1000円分の取引ができるのです。
多くの証券会社ではこの25倍が上限です。だいたい。
なぜそんなことができるのか。そこには差金決済等々、色々あるようですが、ここでは省きましょう。
要するに元手の50円が、借金の際の担保のようなものとお考えください。
ちなみにこの時の50円は証拠金と呼びます。
長くなりましたが、20代でFXをやるべき理由の一つ目は、レバレッジを利用して元手の25倍の金額で取引ができること。
これにつきます。
ロスカット
資金の少ない20代には非常にありがたい、元手の最大25倍で取引ができるシステムであるレバレッジ。
利益も大きくなる一方、損失も大きくなるのでは。と感じた方も多いでしょう。
そこはレバレッジを導入している証券会社も織り込みずみです。
そうした損失を防ぐシステムを、ロスカットと呼びます。
具体的にどのようなシステムか、ざっくり説明します。
含み損が一定の金額を超えたら、自動的に決済して、損切りする。これだけです。
では、その一定の金額がどう判断されるかというと、証拠金に基づいて判断されます。
各証券会社では証拠金維持率というものが設定されており、20~30%程度であることが多いようです。
例えば、証拠金100円で、証拠金維持率が20%であると仮定します。
レバレッジを10倍に設定し、100円で100ドル(1ドル100円、10000円分)買います。
その後ドルが下落し、1ドル99.2円になった場合、含み損は10000円-9920円=80円となります。
この時、(証拠金)100円-(含み損)80円=20円となり、証拠金維持率がちょうど20%となります。
この基準を超えると自動で決済が行われ、ロスカットとなります。
とはいえ、ロスカットは基本的に証拠金のほとんどを失うものです。
ですから、財産を溶かすなどと言うのでしょう。
最初のうちはレバレッジは低めで取引していきたいと思います。
FXの取引時間
おまけとして、FXは時差のある世界の主要都市で行われているため、土日以外であれば24時間取引が可能です。
特に、ロンドン、ニューヨーク市場が開かれている21時~3時は最も活発に取引がされている時間です。
仕事からかえって、お風呂に入り、ご飯を食べる、その後からがFXの本番。
このあたりも20代サラリーマンがはじめるべきだと考える要因です。
まとめ
少し長くなりましたが、FXの基本から説明してみました。
ぼく自身の確認の意味もありましたが…
まとめですが、タイトルの20代でFXをはじめるべき理由、その結論はレバレッジと取引時間。
この2つです。
仕事から帰り、少し落ち着いたところで、少ない資金にレバレッジをかけて利益を狙う。
そんな20代サラリーマンの生活に組み込みやすい、夢のあるスタイルを目指していきましょう!